【2005年10月25日】
『箱館の女王様』の柴宮さんから一人名指し(…)で「歴史バトン」を頂戴しました。今のうちに答えておかないと忘れてしまいそうなので早速。
……で、あの、初歩的なこと訊いていいですか。「歴史」っていつからいつまでを指すんですか。現在進行形で歴史は作られているとか考える人間なんですが、10年前とか歴史になりませんか。 どうですか。
1. 歴史に関係する本の所持数
とりあえず、小説・漫画・ドキュメンタリー以外の映像記録(すなわち創作物)は除外します。収拾がつかなくなるので。(っていうか自分でも全く把握してない。どこからどこまでを「関係する」と言っていいのかも判らないし)
つまり、史資料・ドキュメンタリーで見て行きます、と。
まず、戦国史武田家関連が……17冊+コピーなど紙の束。当時あんまり武田資料が充実してなかったのに加え、高校〜大学にかけて嵌ったので図書館利用が多かった。コピーより手書きメモが多発しているのもこの時期の特徴。分野は、武田信玄・二十四将中心のものから、当時の社会世相や物産、武田の領地支配、孫子の分析、衣食住関連資料や打刀の歴史なんてのもある。
次いで、現代史関連が…洋書を含んで15冊+コピー。ジャーナリズム専攻で元外報部志望だったので、海外メディア史とか紛争関連のものが多いです。あと、『映像の20世紀』とか『家族の肖像』のビデオも数本。
大鳥圭介関連を除く(笑)近代史関連が、13冊。明治政界と社会世相に関するものが中心。今後、目に見えて増えていくとしたらこのジャンルでしょう。実際、欲しいものが山積みで……お金より何より収納場所がもうマイナス値なので我慢してますが。
そしていよいよ現在の本命、幕末&大鳥圭介関連。
………数えました。今のところ64冊です。何だたいしたことないじゃん、と一瞬思った直後、これらのうちゆうに60冊が、昨年4月以降に購入したものだという現実に気がつき、ちょっと気が遠くなりまし、た…。ちなみに一冊の対価として支払った最高額は¥21,450で…した……。
最近は複写資料が増殖傾向にあります。置く場所がない+絶版本なのでコピー、という方向で。それも一冊毎1、2ページじゃなくて、数十枚単位の大量コピー。今のところ10センチ幅ファイル三冊に些か収まってません。このジャンルの書籍は、格納スペースを見つけ次第増殖の予定で鋭意リストアップしてあります。リストは日々長くなってます。どうしよう。…そんなかんじでしょうか。あの、だから、その、誰か書庫ください。切実なお願い。
2. 今イチオシの人物
こ、ここはやはり「大鳥圭介」って答えるべきところなんだろうな…!(汗) 本当は尾崎とか犬養とかぼそりと呟いてみたい気がしないでもないでもむにゃむにゃ…
圭介さんはこれまで私が嵌ってきた人とはタイプが違うんです。だから自分でもよく判ってないところがあるんですが。
……何で私こんなサイト作ってるんだろう…???(悩) ←ここいらへんが圭介マジック。
3. 印象に残っている戦い
上田原の戦いと戸石崩れ。武田晴信 vs 村上義清。ここで惨敗したことからその後の信玄の生き様が決定する。川中島なんかよりよっぽど興味深い。
織田の岩村攻め。秋山信友戦死。
秀忠の上田城攻め。真田昌幸真骨頂!
ダブリンのイースター蜂起〜IRA闘争の過程。『アイルランド・ライジング』(原題『Rebellion』)というBBC北アイルランドのドラマが秀逸です。北アイルランドにとっては未だに現在進行形の課題。北ベルファストの街に漂う緊張感は忘れられない。
チェチェン独立紛争。もっと正確に言うなら第一次チェチェン紛争。ドゥダーエフさんの指導力はすごかった。私が紛争というものに興味を持ったきっかけでもある。第二次以降は国際テロ組織が関わってくるのでもう泥沼としか言いようが…。
コソヴォ。これで大学のゼミ論と卒論書きました。
ルワンダ。知れば知るほど切ない。アフリカの内戦はすべて切ないけど。英国時代、教え子に難民の子がいた。フランス語しか喋れなくて、親とも離れて一人ロンドンの親戚を頼ってきてた。あの子の目が忘れられない。
…戊辰戦争。全部まとめるなんて大雑把すぎだと怒られそうですが…ええと、じゃあ圭介が関連してた戦争。(をい。)
4. 好きな、若しくは特別な思い入れのある人物5人
武田晴信。信玄よりも晴信時代のほうが味があってよい。若造。
真田昌幸。息子どもよりお父さん萌え。おじいちゃん(幸隆)も好きだけど。一時、未来に生まれる自分の息子の名は昌幸にしようと思っていた。(実話)
秋山信友。誰それって言われそうだけど武田二十四将イチオシ。漢前。
ジェリー・アダムズ。北アイルランドのシン・フェイン党党首、元IRA闘士。歴史上の人じゃねえよと言われそうだけど、現在の対話路線はこの人が築いたもの。
大鳥圭介。このサイト的に忘れてはならないもの(笑) 噛めば噛むほど味が出るうえ、一度とっ掴まったら逃げられない底無し沼のような御仁。連敗中。犬養と尾崎とその他の幕末住人はあえて外す方向で。語りだしたらキリがないから。
番外編として、ミヒャエル・シューマッハー。良くも悪くも歴史に残るだろうあのレース莫迦は。(この場合の「莫迦」は愛情表現です。)
5. バトンを回す人1〜5人スルー歓迎前提で、でも個人的にとてもお聞きしたい(私が名指しされた科白を流用。著作権侵害)方々に。
ということで、久瀬さん、織方さん、鐘ヶ江さん、洛芭さん、如何でしょうか? (お忙しい&バトンお嫌いだったら見なかったことにしていただいて結構ですよ☆)
※内容には直接関係ないけど、このバトンに使われていた英文は、ちょっと英文校正で飯を食ってる人間として看過できぬものがありましたので、勝手に取り外させていただきました。ご了承ください。(本気で意味が通じないものが多々ございましたです…)
※ブラウザを閉じてお戻りください。