An Encounter on the Paddy's Day ―― 「聖パトリックス・デーの邂逅」
セントパトリックスデーのネタは書きたいと思ってて、それに半分無理やりハムを武力介入させたもの。ハムロクと言い張ります。車デートと言い張ります。
傾向>ロックオン=身持ちが堅い、ハム=尋常じゃなくしつこい。
23話ショックの後のリハビリを兼ねて、起承転結とかプロットとかそういう枠をまるっと無視して書きたいシーンを繋げていったら、ありえない長さになってしまいました。おもしろいのか、これ。(爆)
個人的にいろいろなネタを仕込んで遊びまくってます。たぶん楽しいのは葛生さんだけです。
・「いつまで歌い続ければいい…?」
>U2の歌詞。--How long must we sing this song?("Sunday, Bloody Sunday"より)
・「名前を訊かれたら君はマーフィーにしよう、僕はスミスにするから」
>ジェームズ・ジョイスの短編『The Encounter』から。タイトルもこれをパクりました。--"In case he asks us
for our names," I said "let you be Murphy and I'll be Smith."
・偽名「ダニエル」
>ダニエル・オコンネルからもらいました畏れ多い!(笑) 最初はジョイスの登場人物にしようと思ったんだけどぴんとくるのがなかったので。(ティム・フィネガンとか使おうかとも思ったんだけどさ、ティムって顔じゃないんだもん)
・「今日は聖パトリックの祝日〜それ以外はどうだっていい」
>実際にNYのパレードの開会の辞でアイルランド協会の会長が言い放った暴言(笑) --"Today is St. Patrick's Day.
We celebrate our faith and heritage. Everything else is secondary"
あとは、緑のカーネーションとか帽子とかグリーンビアとか。ハムは気障だと思ってます。間違ってない、よね?(笑)
作中で使ったアイルランドの歌は、"Sing, Irishman, Sing"という歌。8年前にアイルランドを旅行したときに買ったCDに入ってた曲です。歌詞が二種類あって、使ったのはThe
BerleyCornというアイリッシュバンドのもの(下記参照)。オリジナルはもっと短いです。なんか今わたしの中ですごくロックオンな曲です…。歌ってて涙出る。
Sing, Irishman, Sing
Chorus:
Sing, Irishman, sing
So the sound of your voices will ring
And let the world know that really is so
Sing, Irishman, sing.
I dream of a beautiful picture
No more need we think of the past
They're singin' and dancin' in Ireland
And the people are happy at last.
The sound of the gunfire is missing
The rifles will bring no more pain
They're singin' and dancin' in Ireland
And the people are happy again.
Chorus
There's laughter in Belfast and Derry
You'll hear it ring out in the air
Through Cavan, Kilkenny and Kerry
Through Lethram, Mayo and Kildare
No more need the little ones suffer
There's sunshine where once there was rain
They're singin' and dancin' in Ireland
And the people are happy again.
Chorus
The streets are all crowded with dancers
And the music rings over the land
I've never seen people so happy
Oh, boys, I can tell you, it's grand.
I know that it's only a dream now
But my hopes will always remain
To see the sun shine over Ireland
When the people are happy again.
Chorus ×2
(日本語訳 by葛生)
歌え、アイルランド人よ、歌え
君の歌声を鳴り響かせるんだ
そして世界にこれは本当のことなんだと知らせよう
歌え、アイルランド人よ、歌え
私はとても美しい景色を夢見ている
もはや過去に悩む必要はなく、
アイルランド中、誰もが歌い、踊っている様を
そして人々がついに幸せになる様を
銃声は消え、ライフルはもう誰も傷つけない
アイルランド中が歌い踊り、人々は幸福を取り戻す
ベルファストやデリーでは笑い声がはじける
空に響くその声を君は聞くだろう
カヴァンでも、キルケニーでも、ケリーでも。
レスラムでも、メイヨーでも、キルデアーでも。(アイルランドの地名)
ちいさな子どもたちが苦しむ必要も、もうないんだ
かつて雨に閉ざされた場所を太陽が照らすよ
誰もが歌い踊り、人々は幸福を取り戻すのさ
通りという通りはダンサーであふれかえってる
国中に音楽が満ちている
こんなに皆が幸せそうにしてる光景を見るのは初めてだ
ああ坊や、請け合うとも、こいつは素晴らしいことだよ
今はただの夢にすぎないってことはわかってる
でも、私はいつだって希望を忘れない
アイルランドの上に光が射して、
人々が幸福を取り戻すそのときをこの目で見るんだ。